フーテン少年日記 / Okoshi Naoto

ドードー・フロム・ザ・ユートピアという名前で音楽をつくっています。

私でさえ私じゃなくても

(別に興味がない的なことを以前書いたにも関わらず)作った曲にあまりリアクションがなくて、ほんのちょっと落ち込んでる。という話をしたら、「お前が何者かわからん、得体の知れんやつやからや」という非常に真っ当なアドバイスを頂戴したので、今回は自己紹介回。

 

ぼくは1992年5月15日生まれのもうすぐ30歳になるおっさん(完全に余談だけど、King Gnuの常田さんと完全に生年月日が一緒)。世の中のおっさんは大体かっこいいので、早く35歳くらいになりたいと思っている。愛媛県出身で、血液型はA型。A型だけど、「A型だよね?」って人生で言われた記憶はほとんどない。その他の血液型は全部言われたことがある。大体B型と言われる。

 

趣味はキャンプと野球観戦とお笑い鑑賞。ちなみに大のカープファン。大学が広島だったから、そこでファンになった、、、と言いたいところだけど、広島から離れてから本格的にファンになった。2019年からのファンだから、もしかしたらぼくがファンになったせいでカープは弱くなったのかもしれない。カープファンの皆さん、この場を借りてお詫びします。お笑い芸人ではオズワルドが好きだ。去年のM-1のことはいまでも引きずっているので、最早ぼくがオズワルドなのかもしれない。

 

2018年くらいまで、広島でBaumkuchenというバンドをやっていた。まだ誰もやめてないので、今もやっていると言っても嘘にはならないと少し思っている。

 

好きな音楽はたくさんある。中学生くらいまではBUMP OF CHICKENが最強だったし、BUMP OF CHICKEN以外カスだと思っていた。かなり本格的な中二病患者だったからね。そんなぼくの音楽人生は高校の頃にGRAPEVINEと出会って大きく変わった。

 

GRAPEVINEと出会ってから、海外も含めてたくさんの音楽を聴き始めた。wilcoRadioheadビートルズ。その他にもたくさん。ぼくがGRAPEVINEとはじめて出会った頃の曲をひとつ紹介しておく。

 

指先 / GRAPEVINE

https://youtu.be/LIRb4OdwACg

 

そして、もうひとりのぼくの音楽ヒーローは門田匡陽。ぼくは彼のことを世の中で一番尊敬しているし、一番影響を受けている。音楽的な部分だけじゃなく、生き方、考え方。その全てがぼくの血になっていると感じるくらいには。

 

BURGER NUDSGood Dog Happy Menも大好きなんだけれど、最も影響を受けたのはPoet-type.Mだ。この曲を初めて聞いた時は、「あ、これは俺のために作られた曲だ」と感じた。この曲がなかったら、Baumkuchenは始まっていなかったと断言できる。

 

光の粒子 埃の中で(Departures) / Poet-type.M

https://youtu.be/LKAXd5SutH8

 

彼のおかげで、さらにいろんな音楽を聴くようになった。トム・ウェイツも、ジェフ・バックリーも。彼が教えてくれたデヴィッド・ボウイに憧れて、タバコは赤いマルボロを今でも吸っている。

 

好きな漫画はシャーマンキング。多分、ぼくの心の7割くらいはシャーマンキングでできている。大切なことは心で決める。葉くん、ぼくはいまでもそうしています。他にはヨコハマ買い出し紀行寄生獣なんかも、ぼくのペーソスになっている。

 

好きな映画もたくさんある。基本的にはSFやディストピアものが好きかもしれない。ガタカとか、V for vendettaとか。エターナルサンシャインとかもかな。ロードムービーものなんかも良く見ていて、ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアや、ペーパームーンスケアクロウなんかは人生の映画ベスト10に入る。スモークやチョコレートドーナツも好きだ。あとは、アンダーグラウンドアンダーグラウンドはとても良い映画なので、みんなも見たほうが良い。そして、ジム・ジャームッシュ。これは鉄板。

 

ぼくは大学時代、日本文学を専攻していたのもあって、小説もわりとよく読む。大学の時は宮沢賢治の研究をしていた。いわゆる純文学が好みのようだ。もちろん海外文学も好きで、ヘルマン・ヘッセサリンジャーのような海外純文学や、ディプトリーJr.、ハイラインのようなSFの巨匠たちも、ぼくの人生に大いなる影響を与えてくれている。

 

ここまで書いてみたけど、結局こんな自己紹介では、得体の知れなさは拭えないだろう、ということは想像に難くない。なんなら、得体の知れなさに加えて、面倒臭そうな人間、というアイコンを自分に授けるだけかもしれない。自分でさえ、自分がよくわかっていない人間には、自己紹介はかなりのハードモードゲームだということがよくわかりました。まぁ、たまにはこんな日記があってもいいよね。ちゃんちゃん。