フーテン少年日記 / Okoshi Naoto

ドードー・フロム・ザ・ユートピアという名前で音楽をつくっています。

光は常に正しく在り その①:航星日誌

【序文】
光があるとすれば、ぼくにとってそれは音楽。幼少期のぼくに対して、どんな厚い心の壁も超えて、ふっと寄り添ってくれたあのメロディーは、きっと魔法だった。さりげなく、でも、確実に。いまもまだ、あの光を追いかけている。


【本日のログ】
天気:b
重力0、風力0。
航星灯異常なし。巡検異常なし。


【出航準備について】
次の冬に向けてアルバムを作る。そう決めた。いままでも「作りたい」っていろんなところで言ってたけど、今回は「作る」なんだ。


理想の作品を作るためには、いまの自分の力だけでは到達できない。だから、みんなに手伝ってもらいたい。自分ひとりで進めていくものじゃないなら、そこには計画がいる。


ぼくは計画を立てることは好きじゃないんだけど、誰かと何かを本気でやるためにはそれが必要だから。これはその航星図の第一弾。そして、しばらくアルバム作成に向けての一連の記憶と記録を連作として日記に残していこうと考えている。ちょっと面白そうでしょ?こういうのも新しい試みだよ。多分、終わった後に自分で読み返すと、超楽しいと思うんだ。


ぼくはアルバムにはコンセプトが必ずいると思っている。単純にそういうアルバムが好きだし、自分の作品もコンセプチュアルでありたいとずっと考えていた。そのコンセプト上、絶対に守らなくちゃいけないルールがある。それが以下の2つ。


・音楽をいっしょにやってた友達みんなに参加してもらう。
・作品に携わってもらうのは、自分が心から惹かれるひとだけにする。


別に初めましてのひととやりたくないわけじゃないんだけど、今回の作品のコンセプト上、このルールが崩れてしまうと、作りたいものと別の姿になってしまう。音楽そのものだけじゃなく、例えば、MVとかも作りたいと思ってるけれど、それもぼくが好きだなって思っていて、ここまで関わりがあるひとに頼みたい。だから、これは絶対。詳しいコンセプトはまた話すよ。


【現在地】
アルバムに入れる曲数は8曲。いま見えている曲たちの現在地は以下の通り。


デモ完成済:4曲
ワンコーラスのデモあり:1曲
弾き語りで完成:1曲
ワンコーラスの弾き語り:1曲
未着手:1曲


まぁ、どうせ未来になったら、またやりたい曲が変わってくるだろうから、これに関しては参考記録。ここまですでに何度もメンバーチェンジを繰り返しているしさ。


【スケジュール】
大まかなスケジュールは以下の通り。友達みんな忙しいだろうから、レコーディングも数回に分ける必要があると思う。


・8月いっぱいEndで残りの曲のデモを仕上げる
・9月中にプリプロ
・10月からレコーディング
→11月、12月を加えた3タームに分けてレコーディング
・1月にポスプロ、配信準備
・2月にリリース


【直近の寄港地】
上記の準備と並行して、以下にも着手する必要がある。オポチュニティの詳細はそれぞれ下記する。


①歌のレベルを上げる

②アレンジの幅を広げる

③ピアノが弾けるようになる

④金を貯める

⑤ライブをする

SNSを適当に使わない


①歌のレベルを上げる

これは当然。いまの練習を継続していく。最近、少し歌い方が迷子になっている。こういうとき、がむしゃらに取り組んでしまいがちだが、そういうものは往々にして徒労に終わる。一度頭を冷やして、力を抜いて、客観的に問題点を分析することが肝要だ。喉を絞る癖が抜けないので、そこを重点的に改善していく。


②アレンジの幅を広げる

門田さんの配信を聞いて思ったけれど、アレンジに対する考え方自体はそんなに相違がない。取り組みに相違がないというとことは、つまり、シンプルにスキルが足りてないだけ。言い換えれば、考え方は理想的なのだから、そのままがんばれば良いだけ。アウトプットを磨くためには、とにかく既存の曲を音色や隙間、緩急まで繊細に完璧にコピーすれば良い、ということは理解してる。でも、それは面倒だからやらない。曲を作りながら、必要なアウトプットを試行錯誤していく。


③ピアノが弾けるようになる

曲作りを楽にするために、もっと鍵盤に習熟したい。アレンジのためだから、派手な技巧はいらない。歌の伴奏ができるようになれば十分。1日10分、コードの練習をするところから始める。


④金を貯める

悲しいかな、それなりのレコーディングをするためには、どうしても費用がいる。プロモーションにもお金がかかる。ひとまず、1日3箱吸ってるタバコを1箱に減らしていく。まぁ、どうにもならなけりゃ、クラウドファンディングなり、親父の土地売るなり、出稼ぎにいくなりしてなんとかするから、心配しないで。


⑤ライブをする

おそらく、これが1番重要。いまのままでは、アルバムができたところで、誰も聞いてくれない。「わかるひとだけわかれば良い」とは、ぼくは全く思っていない。好きになってくれるかはそのひとの自由だけど、はじめっから自分で制限をかけるのはつまらない。たくさんのひとに聞いてほしい。それに向けて、もっとたくさんのひとにリーチしたい。いろんなひとに出会う可能性を増やすためには、出会う機会が、つまりライブがいる。とはいえ、生のステージをやっていくのは、いろんな意味で限界がある。機会が限られてしまう。だから、配信なども視野に入れて、準備をしていく。遅くとも5月くらいには始めたい。


SNSを適当に使わない

最近、適当にインスタをあげすぎていて、ちょっと飽きてきた。どうせやるなら、もう少し体系的に使っていきたい。お前がそんなことしても、別に誰も気にしてないぞ、と言われたらそれまでだけど。インスタは普段の生活を、tiktokでは弾き語りのカバーを、みたいに、特色を出した方が面白いと思う。いまは闇鍋だからね。この辺はまた考える。


【これから】

ここまで書いてみたのは、きっとこうしないと、今年もやらなくなるから。みんなに宣言しちゃったからね。約束を破らないように、嘘にならないように。がんばるよ。愛を込めて。

 

サイトウ、ダニー、こうのくん、頼むぜ。ヨネザワ、オフィカワ、きみたちにも手伝ってもらいたい。こだまとかならけんも一緒にやってくんないかなー。