フーテン少年日記 / Okoshi Naoto

ドードー・フロム・ザ・ユートピアという名前で音楽をつくっています。

2022-01-01から1年間の記事一覧

夏っぽさ、無視できず。

もうすでに、年末の流行語大賞に取り上げられそうな言葉の100倍くらいは「暑い」って単語が耳に入ってきているし、その10倍くらいはそう言っている。のだけれど、今年の夏はなぜだか不思議なもので、「これで35度なら、なんか乗り切れそうな気もするな」って…

Kくんについて(It's a piece of cake.)

昨日は親友Kくんの結婚式があった。結婚式は、Kくんの人柄がよくあらわれた、参列された方々のことを1番に考えたような、真心のこもった式だった。 ぼくはなんとまぁ友人代表の祝辞という大役を任せてもらった。尺の都合や、式の雰囲気に合わせて、もともと…

Don't trust over 30.

ネジを巻いている。キリキリと、キリキリと。心か、身体か、あるいはそのどちらでもない部分か。どこに作用しているのかなんて、一切理解していないけれど。ぼくはまだ、ネジを巻き続けている。 今日、とうとう30歳になってしまった。便宜上、とうとう、とい…

優しさって何だと思う?

優しさって、なんだろう。もう30手前になるけど、未だにこのディフィカルトすぎる問題に対して、グズグズと思案に暮れてしまう。あと、途方にも暮れてる。 おれは、生まれてこの方、ちっとも優しくいられた試しがない。あらゆる行為が全部自分のため。自分の…

何かする青年

おれはいつも、何かを始める時、新しいステップに進む時、今持っているものを総て、捨てることからはじめてきた。 理由は至極単純。この手がいっぱいになっていたら、新しいものを手に入れることなんて出来ないから。そう思っていたから。 思えば、おれの人…

失踪のススメ

えー、失踪してました(何年ぶりで何度目かは忘れた)。ぼくの友人たちは、もう慣れっこだと思うけど、ご迷惑をおかけした方がいたなら、この場を借りてお詫びします。すまんぐーす。そんなわけで、今日は紹介したい論文がひとつあるので、引用して下記させて…

あのヘラジカはオルゴールを鳴らす

ぼくはもう、これから先、バンドを組むことは決してない。バンドは友達としかやれないし、やりたくない。Baumkuchenは、完璧にバンドだった。圧倒的な友情物語だった。もう、あれ以上のバンドは絶対にできない。それくらいに、最高の友人たちだった。 星月夜…

私でさえ私じゃなくても

(別に興味がない的なことを以前書いたにも関わらず)作った曲にあまりリアクションがなくて、ほんのちょっと落ち込んでる。という話をしたら、「お前が何者かわからん、得体の知れんやつやからや」という非常に真っ当なアドバイスを頂戴したので、今回は自己…

パーマネント・ストレンジャー

こういう気分の時は、ジム・ジャームッシュの「パーマネント・バケーション」を見ることにしている。むむ、見ることにしているっていうのはちょっと嘘だな。見てしまうのほうが正しいから。 彼が学生時代に作成したというその映画は、一言で説明すると、「何…

創作はボトルメールのように

「さぁ、放たれたぞ。きみは、どこに辿り着いて、どんなひとが受け取ってくれるのだろう。」 ぼくはしばしば、自分の作品を世に出す行為を、ボトルメールに例えている。誰が受け取るかはわからない、受け取ってくれるかもわからない。それで良い。それが、良…

Wくんの結婚式に添えて

今日、友人の結婚式があった。彼はぼくの10年来の親友だ。仮に彼をWくんとしよう。 Wくんを一言で説明するなら、「とても気持ちの良いやつ」だ。クールかつ上品なただずまいからは伺い知れないくらい、情熱と美学にうなされ続けているようなやつで、そして、…